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レイキの危険性
 ヒーリングで有名なレイキ(靈氣)はあきらかに霊術です。
霊術とは明治期から昭和初期にかけて流行した心霊的な治療です。
 明治期に「催眠術」が西洋から日本に伝わります。この催眠術が圧倒的に流行するのですが、催眠術師たちは、憑霊現象までこの催眠術で解決できると信じるようになります。
 ところが、催眠術では靈の世界は全く説明できない。無学な女児がオランダ語をしゃべったり、和歌を詠んだりする様をみた催眠術者は、催眠術と修験道や復古神道の行法などを混ぜ合わせて「靈術」という新しい心霊技術を編み出します。
 例えば、霊術家の松本道別(まつもとちわき)は復古神道の本田靈學も学んでいました。つまり神代の神懸かりの法も学んでいたのです。また、松本は「人體ラジウム」というエネルギーをつかいましたが、これは、ドイツの医師フランツ・アントン・メスマーの「動物性磁気」の焼き直しでした。メスマーは動物性磁気で多くの西洋人の病気を癒した天才でした。

 本田親徳は、無学な少女が和歌を詠じるのを見て、『万葉集』や『古事記』の「魂」の用法を研究し、鎮魂法と帰神法を確立します。
簡単にいうと神懸かりの法です。

 最後にレイキですが、肇祖の臼井甕男が鞍馬山で21日間断食して「靈氣」を編み出しました。臼井甕男の同郷の岐阜県恵那の「太霊道」の創始者である田中守平とは旧知の仲でした。田中は「靈子術」という「靈子」を使う霊術家でした。

 実は靈子も靈氣も、人體ラジウムも動物性磁気です。西洋では別名ether(エーテル)といいます。エーテルとは、物質と霊体の中間物質であり、邪霊や邪気を媒介しやすいのです。
 またレイキには、けん浴法という祓いの作法がありますが、邪気祓いの技術はそれだけです。これでは、命がいくつあっても足りません。

 西洋医学は、ピンポイントで患部を治しますが、東洋医学のようなホリスティック医学は、相手の気の乱れや滞りを治し、免疫機能を高めます。ホリスティックとはホロスからきており天体を意味します。
 靈氣や靈子は邪霊や低級霊や邪気の影響を受けやすい特性もあります。

 実際、田中守平は46歳で亡くなっていますし、臼井甕男は62歳で急死しています。
2019/9/10